ホスピタリティ産業の明日を担う次世代リーダーが業界課題に挑むプレゼン大会「ネクストリーダーズ2025」の最終決戦、全国 FINAL STAGEが2026年2月20日(金)、東京ビッグサイトで開催。「ホスピタリティ産業が5~10年後に日本の基幹産業となるための戦略構築」をテーマに、札幌・東京・大阪・福岡の地区大会を勝ち抜いた4チームが「提言」を競い合った。

「発表いたします。『ネクストリーダーズ2025』全国FINAL STAGE、栄えあるチャンピオンに選ばれたのは──福岡代表『マーラータン』、九州勢の2連覇です!」
2026年2月20日(金)13時、来場者で賑わう東京ビッグサイトの特設ステージがひときわ大きな歓声に沸き上がる。ホスピタリティ産業の未来を担う20〜30代の若手が企業の垣根を越えて集い、業界の発展と課題解決のための「提言」を発表し合う「ネクストリーダーズ」が、2025年度の最終選考を迎えていた。
2024年度に続いて2度目の開催となった「ネクストリーダーズ」は、一般社団法人日本能率協会が主催するプレゼンテーションイベント。深刻化する人手不足や急増するインバウンドへの対応、省力化・生産性向上といった課題を抱える観光・宿泊・外食などのホスピタリティ業界の未来を拓くため、組織や地域、世代をまたぐ大きな視野から打開策を探ることを目的とする。
2025年度は、札幌、東京、大阪、福岡の4地区に分かれ、総勢約200人の若手が独自にチームを編成して参加。「ホスピタリティ産業が5~10年後に日本の基幹産業となるための戦略構築」を共通テーマに提案を練り、議論を交わし、地区大会で競い合って優秀チームを選出した。この日はそのチャンピオンとなる最優秀チームを決する全国大会。国内最大級の宿泊・外食・給食業界向け専門展⽰会である「HCJ2026」内に舞台を移し、審査員や多くの聴衆が見守るなか、地区代表4チームによるプレゼン決戦が行われた。参戦したチームとテーマは以下のとおり。

チャンピオンの座を射止めた「マーラータン」は、九州地域の宿泊関連企業に勤める30〜40代の社員6名によるチーム。「国内旅行需要喚起の為の戦略~何度も行くばい! 国内旅行の習慣化~」をテーマとして、国内旅行の促進を目的とする「宿泊みらい税」の導入を提案した。健康増進に努める高齢者に付与する旅行ポイントや、観光と組み合わせた業務旅行を実施する企業への社会保険料控除、小学生向けの旅行券などといったアイデアを盛り込み、それぞれの世代において旅行を習慣化する「旅行需要の循環型自給自足モデル」の実現を提言した。メンバーの中村友香さん(嬉野八十八)は、最優秀賞受賞を受けて次のようにコメントした。
「同じ業界で働く同世代の人たちと一緒に一つのテーマに向き合い、日本の未来について本気で考えられた経験は、すごく価値のあることだと思っています」
審査員による評価の対象となったのは、プレゼンテーションの巧さ、論理的整合性、客観性、普遍性、実現可能性など。審査委員長の徳江順一郎氏(東洋大学国際観光学部准教授)は次のように述べて、4チームの健闘を称えた。
「4チームの違いはほんの僅差でしかありません。どのチームの発表も練りに練られ、よく考えられた素晴らしいものでした。彼ら彼女らの上司や経営者の方々、関係者の皆様にぜひお願いしたいのは、こうした若い意見を汲み上げて、実現への道筋をつけていただきたいということです」
次の「ネクストリーダーズ2026」はすでに4月から始動。これまで同様、札幌、東京、大阪、福岡で開催され、それぞれから選抜された代表チームによる全国 FINAL STAGEを目指す。その頂上決戦は、2027年3月開催の「HCJ2027」で行われる予定である。

(2026.04 Vol. 755)
ネクストリーダーズ事務局
https://nextleaders.jma.or.jp